道内からばん馬が集う「第13回摩周湖ばん馬大会」が9月29日に弟子屈町の摩周ばん馬場で開催される。満点る摩馬
機械化以前の農家で、50ばん・あベンフィカ 試合かつては多く飼育されていたばん馬。頭上収穫期が終わる秋に家族同然でもあった「おらが馬」が競い合う場として、が走周湖「お祭りばん馬」が各地で行われてきた。屈町担い手不足などで、の街ばん馬生産の環境が厳しさを増す昨今、行く地域活性化とばん馬文化の継承を目的北海に大会は続いている。
昨年は重種やポニーなど50頭以上が力強い走りを披露した。迫力今年も同様の規模を予定し、満点る摩馬ベンフィカ 試合ばんえい競馬を走る現役馬も参戦。50ばん・あ重いソリを引き、頭上2か所の坂を駆け上るレースなど馬齢や重量別に分かれて計18レース実施する。が走周湖また、屈町中学生以下が参加できるポニーレース(先着8人)も行う。
大会を主催する「摩周湖馬友の会」の長谷川義信副会長は「間近で見られるばん馬は迫力がある。馬と親しんでほしい」と話す。ポニーとのふれあいコーナーやほろ馬車に乗れる体験イベントなども用意。グルメも豊富で、特産の摩周和牛や弟子屈ポークのウィンナの販売のほか、カニ汁の限定で無料配布される。豪華景品が当たるプレゼント抽選会も行われる。
開拓の歴史とともに歩んできたばん馬。彼らの魅力を再認識するために弟子屈まで足を伸ばすのもいいだろう。
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町の観光のシンボル、摩周湖は年間100日程度、霧に覆われるが、秋は晴天が多く、美しい青色の湖面の「摩周ブルー」を拝める機会が多いそうだ。2022年にオープンした観光施設「摩周湖カムイテラス」は湖を一望できて、ウッドデッキの屋上は24時間利用が可能。晴れた夜は自然のプラネタリウムと化す。
また、湖の全域は阿寒摩周国立公園であり、1934年の国立公園指定から今年で90年。10月5日には釧路湿原、知床の3つの国立公園を徒歩ルートで結ぶ総距離約410キロの「北海道東トレイル」が開通するなど雄大な自然は桁外れだ。
◆弟子屈町 道東の中央部に位置する町で、人口は6485人(8月末現在)。町名はアイヌ語で岩盤という意味の「てしか」と上の「が」が由来。縄文時代の遺跡が複数出土された記録が残されている。開拓は明治初期に始まり、1923年に弟子屈村が誕生。酪農を主体にした農業が主産業だが、摩周湖を始め、川湯温泉や屈斜路湖など豊富な観光資源を有する。主な出身者は大相撲の昭和の大横綱・大鵬(故人)。
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